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【公務員の職種一覧】あなたに合う仕事は?年収・難易度・キャリアパス徹底解説

educarelog編集部
公開: 2026年2月5日
更新: 2026年2月5日
【公務員の職種一覧】あなたに合う仕事は?年収・難易度・キャリアパス徹底解説

「自分に合った公務員の仕事が知りたい」方必見。国家・地方公務員の主要な職種から隠れた優良職種まで、仕事内容・年収・難易度・キャリアパスを完全網羅。自己分析で適職を見つける方法も解説します。

「公務員になりたいけど、どんな職種があるのかよくわからない…」 「たくさん種類があって、自分に合う仕事がどれなのか見つけられない…」

そんな悩みを抱えていませんか?公務員と一口に言っても、その仕事内容は国の政策立案から、地域の安全を守る仕事、専門知識を活かす仕事まで、驚くほど多岐にわたります。

この記事では、数多くの公務員の職種を網羅的に解説するとともに、既存のどのサイトよりも一歩踏み込んで「あなたに合った職種の見つけ方」を具体的に提案します。

この記事を読めば、漠然としていた公務員の仕事のイメージが明確になり、後悔しない職業選択をするための確かな一歩を踏み出せるはずです。

この記事でわかること

- 国家公務員と地方公務員の全貌 - 主要な職種の仕事内容、年収、難易度 - 【独自】後悔しない!自分に合った職種の見つけ方 - 公務員のリアルなキャリアパスと働き方の実態 - 試験合格に向けた実践的な対策のヒント

そもそも公務員とは?国家と地方の大きな違い

公務員は、国や地方公共団体(都道府県、市町村など)に勤務し、社会全体の利益のために働く職員のことです。営利を目的とせず、住民の生活基盤を支える公平・公正なサービスを提供することが使命です。

公務員は、勤務する組織によって「国家公務員」と「地方公務員」の2つに大きく分けられます。

種類 勤務先 仕事のスケール 特徴
国家公務員 中央省庁(霞が関)、国の出先機関など 国全体 国の政策立案や運営に関わる。転勤は全国規模。
地方公務員 都道府県庁、市役所、町村役場、学校、警察署など 自治体(地域) 地域の住民に密着したサービスを提供する。転勤は自治体内が基本。

国家公務員が国全体の仕組みを作る仕事だとすれば、地方公務員は地域住民の生活に直接関わる仕事、とイメージすると分かりやすいでしょう。

【国家公務員】職種一覧|国の未来を創る仕事

国家公務員は、日本の行政を動かす重要な役割を担います。主に「総合職」「一般職」「専門職」の3つの試験区分で採用されます。

総合職(キャリア官僚)

将来の幹部候補として、国の政策の企画・立案や法律の制定・改正など、中枢業務に携わります。「キャリア官僚」とも呼ばれ、数年ごとに部署を異動しながら幅広い経験を積み、国の未来をデザインしていく仕事です。

  • 仕事内容: 政策の企画・立案、法案作成、予算編成、国会対応など
  • 主な勤務先: 霞が関の中央省庁(財務省、外務省、経済産業省など)
  • 年収目安: 30代で600〜800万円、40代以降は1,000万円以上も可能
  • 試験難易度: 最難関。高い思考力と幅広い知識が求められる。
  • 向いている人: 社会課題解決への強い意欲がある人、知的好奇心が旺盛な人、リーダーシップを発揮したい人

一般職

総合職が企画した政策を、現場で着実に実行・運用していく役割を担います。特定の行政分野で経験を積み、その道のスペシャリストを目指すキャリアが一般的です。

  • 仕事内容: 各種申請の受付・審査、データ入力、庶務・経理などの定型的な事務処理が中心
  • 主な勤務先: 中央省庁や全国の出先機関(税務署、ハローワークなど)
  • 年収目安: 30代で400〜600万円、40代で600〜700万円
  • 試験難易度: 高い。ただし総合職よりは倍率・難易度ともに低い。
  • 向いている人: 安定した環境で着実に仕事を進めたい人、特定の分野で専門性を高めたい人

専門職

特定の分野に関する高度な専門知識・技術を活かして働く職種です。採用時から専門家としての活躍が期待されます。

職種名 仕事内容 勤務先 特徴
国税専門官 税金のスペシャリストとして、適正な納税を調査・指導する。 国税局、税務署 法律と会計の専門知識が必須。強い正義感が求められる。
労働基準監督官 労働者の安全と健康を守るため、企業への立入調査や指導を行う。 労働基準監督署 労働法規の専門家。労働問題に関心がある人向け。
財務専門官 財政のプロとして、国有財産の管理や地域経済の調査を行う。 財務局 経済・金融に関する高い専門性が求められる。
外務専門職員 特定地域の言語や文化のエキスパートとして、外交活動を支える。 在外公館、外務本省 高い語学力と国際感覚が必須。海外勤務が中心。
航空管制官 空の交通整理役として、航空機に指示を出し安全な運航を守る。 空港、航空交通管制部 高い集中力と冷静な判断力が不可欠。特殊な訓練が必要。
裁判所職員 裁判の円滑な進行をサポートする事務手続きや運営を担う。 全国の裁判所 公正中立な立場で、司法制度を支える重要な役割。

【地方公務員】職種一覧|地域住民の暮らしを支える仕事

地方公務員は、私たちが暮らす地域の発展と住民福祉の向上のために働きます。最も身近な行政サービスを提供しており、仕事の成果が目に見えやすいのが特徴です。

行政職(事務職)

地方公務員の中で最も採用数が多く、一般的な事務全般を担います。数年ごとに様々な部署(戸籍、税務、福祉、まちづくり、教育など)へ異動し、ゼネラリストとして成長していきます。

  • 仕事内容: 窓口対応、各種申請の処理、イベント企画、予算管理など多岐にわたる
  • 主な勤務先: 都道府県庁、市役所、町村役場、公立学校(学校事務)、警察署(警察事務)など
  • 年収目安: 30代で450〜600万円、40代で600〜750万円(自治体規模による)
  • 試験難易度: 高い。特に政令指定都市や都道府県は人気が高い。
  • 向いている人: 地域に貢献したい人、多様な業務に挑戦したい人、コミュニケーション能力が高い人

技術職

土木、建築、機械、電気、化学、農業といった分野で、専門知識を活かして社会インフラの整備や産業振興に貢献します。

  • 仕事内容: 公共事業(道路、橋、公園、上下水道など)の計画・設計・監督、研究機関での技術開発など
  • 主な勤務先: 都道府県庁・市役所の関連部署、土木事務所、農業技術センターなど
  • 年収目安: 行政職と同水準か、やや高い傾向
  • 試験難易度: 専門科目が課される。採用数は少ないが、受験者も限られるため倍率は職種による。
  • 向いている人: 理系の専門知識を活かしたい人、社会基盤づくりに興味がある人

資格・免許職(専門職)

特定の資格や免許を必要とする専門的な仕事です。

職種名 仕事内容 勤務先 特徴
福祉職 生活に困窮する人や高齢者、障害者の相談に乗り、支援を行う。 福祉事務所、児童相談所 社会福祉士等の資格が必要。強い共感力と精神力が求められる。
心理職 住民の心の健康問題に対応。カウンセリングや心理査定を行う。 児童相談所、保健所 臨床心理士等の資格が必要。高度な専門性と倫理観が必須。
保健師/看護師 地域の健康増진のため、健康相談や家庭訪問、感染症対策を行う。 保健所、公立病院 看護師・保健師免許が必要。地域医療の中核を担う。
教員 公立の小・中・高等学校で、児童・生徒の教育を担う。 公立学校 教員免許が必要。未来を担う人材育成に情熱がある人向け。
司書 公立図書館で、本の選定・管理、利用者への情報提供を行う。 公立図書館 司書資格が必要。静かな環境で働きたい人に人気。

公安職

地域の安全と秩序を守る仕事です。体力と強い精神力が求められます。

  • 警察官: 事件・事故の捜査、パトロール、交通取締などを通じて住民の安全を守る。
  • 消防官: 火災の消火活動、救急出動、災害救助など、人々の生命と財産を守る。

【独自企画】天職はどれ?後悔しない公務員の職種選び3ステップ

ここまで多くの職種を見てきましたが、「結局、自分にはどれが合うんだろう?」と迷ってしまった方も多いのではないでしょうか。

ここからは、本記事の核心です。無数の選択肢の中から「あなただけの天職」を見つけ出すための、具体的で実践的な3つのステップをご紹介します。

よくある失敗

「安定してそう」「楽そう」といった曖昧なイメージだけで職種を選ぶのは危険です。入庁後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔する原因になります。

STEP1:徹底的な自己分析で「働く上での軸」を明確にする

まずは、あなた自身の内面を深く掘り下げ、「何を大切にして働きたいか」という“軸”を見つけましょう。以下の質問に紙に書き出しながら答えてみてください。

  • 強み (Can): あなたが得意なことは何ですか?(例: コツコツ作業する、人と話す、データを分析する)
  • 興味 (Will): あなたが情熱を注げる分野は何ですか?(例: 子どもの貧困問題、環境保護、まちづくり)
  • 価値観 (Value): 仕事において譲れないことは何ですか?(例: 安定した生活、社会貢献度の高さ、ワークライフバランス)

この3つの円が重なる部分に、あなたの適職のヒントが隠されています。 例えば、「人と話すのが得意(Can)で、高齢者福祉に関心があり(Will)、地域への貢献を実感したい(Value)」なら、市役所の福祉職保健師が候補に挙がります。

STEP2:「やりがい」と「ストレス」のタイプで職種を絞り込む

次に、仕事の具体的な内容から、感じうる「やりがい」と「ストレス」のタイプを想像してみましょう。

職種タイプ やりがいを感じる瞬間 ストレスを感じる瞬間
窓口・対人系
(行政事務、福祉職)
住民から直接「ありがとう」と言われた時 クレーム対応や理不尽な要求をされた時
企画・立案系
(国家総合職、企画課)
自分のアイデアが形になり、社会に影響を与えた時 多くの調整や根回しが必要で、物事が進まない時
専門・技術系
(技術職、研究職)
自分の専門知識で難しい課題を解決した時 ルーティンワークや専門外の業務を任された時
現場・インフラ系
(土木職、航空管制官)
社会基盤を支えているという使命感を抱いた時 ミスが許されないプレッシャーや、緊急対応がある時

あなたはどのタイプの「やりがい」に最も魅力を感じ、どのタイプの「ストレス」なら乗り越えられそうですか?この視点で職種を比較すると、よりリアルな適性が見えてきます。

STEP3:リアルな働き方を知る!「一日密着」ドキュメンタリー

最後に、候補となる職種のリアルな働き方を覗いてみましょう。ここでは、代表的な3つの職種の一日を仮想ドキュメンタリー形式でご紹介します。

Case1:市役所 行政職Aさん(28歳/入庁6年目/国民健康保険課)

  • 08:30 出勤・朝礼: 課内の情報共有。法改正に関する注意点などを確認。
  • 09:00 窓口業務開始: 高額療養費の申請、保険証の再発行など、ひっきりなしに住民が訪れる。丁寧な説明を心がける。
  • 12:00 昼休憩: 同期と職員食堂でランチ。別の課の様子を聞くのも情報収集。
  • 13:00 内部事務: 窓口で受け付けた申請書類の審査とデータ入力。正確さが命。
  • 15:00 電話対応: 制度に関する問い合わせが殺到。マニュアルを見ながら冷静に対応する。
  • 17:15 窓口終了・残務処理: その日の書類を整理し、翌日の準備を行う。
  • 18:30 退庁: 繁忙期でなければ、比較的定時で帰れることが多い。

Aさんの本音: 「住民の方の人生に直接関わる責任は重いですが、手続きを終えて安心された顔を見ると、この仕事をしていて良かったと心から思います。」

Case2:都道府県庁 技術職Bさん(32歳/入庁10年目/土木事務所)

  • 08:30 出勤: 担当している道路工事の進捗状況を資料で確認。
  • 09:30 現場へ: 工事現場に赴き、設計図通りに施工されているか監督。施工業者と打ち合わせ。
  • 12:00 現場近くで昼食
  • 14:00 帰庁・書類作成: 現場での確認事項を報告書にまとめる。新しい橋梁の設計に関する積算作業も行う。
  • 16:00 関係機関との協議: 警察や地元自治会と、工事に伴う交通規制について調整。
  • 19:00 退庁: 災害時や年度末は多忙を極めるが、巨大なインフラを完成させた時の達成感は格別。

Bさんの本音: 「地図に残る仕事ができるのが最大の魅力。自分が計画した道が、何十年も人々の生活を支えると思うと誇らしいです。」

このように具体的な一日を想像することで、その仕事のリズムや求められるスキル、やりがいが肌で感じられるようになります。

公務員のリアル|年収・キャリアパス・WLBの実態

仕事選びでは、働きがいだけでなく、現実的な待遇面も重要です。ここでは、多くの人が気になる公務員のリアルな実態を解説します。

年収はどれくらい?

公務員の給与は、法律や条例で定められた「給料表」に基づいて決まります。勤続年数や役職に応じて着実に昇給していくのが特徴です。

人事院や総務省の最新の調査によると、平均的な給与は以下のようになっています。

  • 国家公務員(行政職): 平均給与月額 約40.4万円
    • ※ボーナス(期末・勤勉手当)を含まない月収。年収換算すると、ボーナスを含め約664万円程度が目安です。(人事院勧告の資料より)
  • 地方公務員(一般行政職): 平均給与月額 約40.1万円
    • ※同様にボーナスを含まない月収。年収換算すると約630万円〜650万円程度が目安となります。(自治体により異なる)

手当も充実

基本給に加え、扶養手当、住居手当、通勤手当などが支給されます。また、期末・勤勉手当(ボーナス)も給与制度の大きな魅力です。支給月数は人事院勧告に基づき毎年見直されますが、近年は給料の4.5ヶ月分前後で推移しており、民間企業の平均と比べても遜色ない、安定した水準です。

昇進と異動のリアル

入庁後のキャリアは、異動と昇進の繰り返しです。

  • 異動: 地方公務員(行政職)の場合、3〜5年周期で全く異なる分野の部署へ異動するのが一般的です。これにより、幅広い知識と視野を持つゼネラリストが育成されます。技術職や専門職は、関連部署内での異動が中心となります。
  • 昇進: 「主任」→「係長」→「課長補佐」→「課長」と、経験年数や勤務評価に応じて昇進していきます。係長クラスになるには10年以上、課長クラスになるには20年以上の経験が必要となるのが一般的です。

「ホワイト」は本当?ワークライフバランスの実態

「公務員は定時で帰れるホワイトな職場」というイメージがありますが、これは部署や時期によります

  • ホワイトな傾向の部署: 図書館、公園管理事務所、支所・出張所など、業務内容が比較的定型的な部署。
  • 多忙な傾向の部署: 財政課、人事課、議会対応部署、福祉事務所(ケースワーカー)、大規模プロジェクトを抱える部署など。

ただし、全体として有給休暇の取得率は高く(最新の調査では、国家公務員の平均取得日数は16日を超えています)、育児休業や時短勤務などの制度も民間企業に比べて非常に利用しやすい環境が整っています。プライベートの時間を確保しやすいのは、公務員の大きなメリットと言えるでしょう。

まとめ|未来の自分のために、今日から始める一歩

今回は、多岐にわたる公務員の職種と、自分に合った仕事を見つけるための具体的なステップを解説しました。

この記事のポイント

- 公務員には国や地域を支える多種多様な仕事がある - 自己分析を通じて「働く軸」を見つけることが、後悔しない職種選びの第一歩 - 「やりがい」や「一日の流れ」を具体的にイメージすることで、ミスマッチを防げる - 年収やWLBは安定しているが、部署や時期による差も理解しておくことが重要

漠然としたイメージだけで進路を決めるのはもうやめにしましょう。今日ご紹介した3つのステップを実践し、あなたという人間の価値を最大限に発揮できる場所を見つけてください。

まずは、STEP1の自己分析から始めてみませんか? 紙とペンを用意して、あなた自身の「強み」「興味」「価値観」を書き出すこと。それが、輝かしい公務員キャリアへの確かな一歩となるはずです。

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公務員の給料は、勤務地や経験年数によって大きく変わります。
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