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【図解】ニュートン算「窓口が増える」問題の解き方|公務員試験対策

educarelog編集部
公開: 2026年2月6日
【図解】ニュートン算「窓口が増える」問題の解き方|公務員試験対策

公務員試験頻出のニュートン算、特に「窓口が増える」応用問題の解き方を徹底解説。線分図が苦手な人向けの代替解法や、過去問分析に基づく時短テクニックで、数的処理の得点力を一気に高めます。

「ニュートン算、ただでさえ苦手なのに、途中で窓口が増えるなんて…もう無理!」 「線分図を描こうとしても、どこがどうなっているのかサっぱりわからない…」

公務員試験の数的処理で多くの受験生を悩ませる「ニュートン算」。その中でも、途中で条件が変わる「窓口が増える」タイプの問題は、特に難解で、ここで差がついてしまうことも少なくありません。

しかし、安心してください。この応用問題には、明確な解法パターンが存在します。そして、この記事では、その解法を誰にでも分かるように、図解を交えて徹底的に解説します。

この記事の核心は、単なる解法紹介に留まりません。

  • 公務員試験の出題傾向を踏まえた実践的な時短テクニック
  • 線分図がどうしても苦手な人のための「式だけの代替解法」

といった、他のどのサイトにもない『educarelog.net』独自の視点をふんだんに盛り込みました。

この記事を最後まで読めば、あなたは「窓口が増える」ニュートン算への苦手意識を克服し、むしろ得点源に変えることができるでしょう。

ニュートン算の基本原理|「増えながら減る」を理解する

応用問題に取り組む前に、まずはニュートン算の基本を再確認しましょう。

ニュートン算は、一言で言えば「一定の割合で増え続けるもの」を、「一定の割合で処理していく」問題です。

よく似た問題に「仕事算」がありますが、両者の決定的な違いは「処理すべき対象が増え続けるかどうか」です。

  • 仕事算: 全体の仕事量は最初から決まっている(例:100ページの資料作成)
  • ニュートン算: 仕事をしている間にも、処理すべき対象が増え続ける(例:行列に並ぶ客、牧草地に生える草、湧き出る水)

この「増えながら減る」という状況を数式で捉えることが、ニュートン算攻略の第一歩です。

ニュートン算の3要素と基本公式

ニュートン算は、以下の3つの要素で構成されます。

  1. 最初の量: 最初から存在した量(例:開店時の行列の人数)
  2. 増加量: 単位時間あたりに増える量(例:1分あたりに新たに来る客の人数)
  3. 処理量: 単位時間あたりに処理できる量(例:1つの窓口が1分あたりに対応できる客の人数)

そして、行列がなくなる(=仕事が完了する)とき、次の関係が成り立ちます。

(全体の処理量) - (全体の増加量) = 最初の量

これを時間で整理すると、以下の基本公式が導き出せます。

(単位時間あたりの処理量 - 単位時間あたりの増加量) × 時間 = 最初の量

この公式が「なぜそうなるのか」を直感的に理解することが重要です。(処理量 - 増加量)は、「行列が1分あたりに、実質的に何人減るか」を意味します。この「実質的な減少量」に時間をかければ、最初にいた行列の人数に等しくなる、というわけです。

【図解】王道解法「線分図」でニュートン算を可視化する

ニュートン算を解く上で最も強力なツールが「線分図」です。状況を視覚的に整理することで、複雑な問題もシンプルに捉えられます。

【基本例題】 あるテーマパークの入場口に、開園時点で600人の行列ができています。開園後も、毎分10人の割合で新たに行列に加わります。入場口を2つにすると、30分で行列がなくなりました。入場口1つが1分あたりに処理できる人数は何人ですか。


この問題を線分図で考えてみましょう。ポイントは「行列がなくなった」=「処理した総量」と「発生した総量」が等しいと考えることです。

  • 発生した総量: 最初にいた600人 + 30分間で増えた人数
  • 処理した総量: 2つの窓口が30分間で処理した人数

基本問題の線分図

【計算手順】

  1. 全体の増加量: 10人/分 × 30分 = 300人
  2. 処理した総量: 600人(最初)+ 300人(増加)= 900人
  3. 1窓口あたりの処理能力: 900人を「2つの窓口」で「30分」かけて処理したので、 900 ÷ 30 ÷ 2 = 15人/分
生徒
なるほど!「増えた分」も合わせて全部処理しなきゃいけないから、足し算になるんですね。
先生
その通り。「減らす仕事」をしている間に「増える仕事」があるから、ゴールが少し遠ざかるイメージだね。この基本感覚が、次の応用問題で生きてくるよ。

【応用】「途中で窓口が増える」問題の攻略法

さて、ここからが本番です。公務員試験でよく出る「途中で条件が変わる」パターンです。

【応用例題】 あるイベント会場のチケット売り場に行列ができています。 窓口を3つ開けると60分で行列がなくなり、5つ開けると30分で行列がなくなります。 いま、窓口を3つ開けて作業を始め、20分後に窓口をさらに2つ追加して合計5つにしました。 行列がなくなるのは、窓口を追加してから何分後ですか。


生徒
うわっ、出た…。人数も増えるペースも書いてないし、さらに途中で窓口が増えるなんて、複雑すぎてパニックです…。
先生
大丈夫。実はこの問題、「2段階」に分けて考えると、さっきの基本問題と同じになるんだ。まずは「行列の正体」を暴くところから始めよう。

ステップ1:未知数を設定して「行列の長さ」を決める

具体的な人数が書かれていないときは、比を使って解くのが定石です。 ここでは、最もシンプルな設定をします。

  • 行列の増加ペース:1分あたり 「1」 増える
  • 窓口1つの処理能力:1分あたり 「1」 減る (※もし計算が合わなければ修正しますが、まずはこれで仮定します)

すると、各パターンの「実質的な減少ペース」はこうなります。

  • 窓口3つのとき:処理3 - 増加1 = 毎分「2」減る
  • 窓口5つのとき:処理5 - 増加1 = 毎分「4」減る

次に、最初の行列の量(全体量)を計算します。

  • 窓口3つ(毎分2減)で60分かかる → 2 × 60 = 120
  • 窓口5つ(毎分4減)で30分かかる → 4 × 30 = 120

どちらも「120」になりました!これで仮定が正しかったことが証明されました。 つまり、この問題は「最初の行列は120」という設定で解けばいいのです。

時短テクニック

もし計算結果がズレた場合は、窓口1つの処理能力を「x」と置いて方程式(仕事算)で解きますが、公務員試験のこの手の問題は、「増加=1、処理=1」とおいて上手くいくケースが非常に多いです。まずはこの仮定で試すのが最速です。

ステップ2:状況を図にしてシミュレーションする

「最初の行列=120」という武器を手に入れたら、あとは問題文の通りにシミュレーションするだけです。 これを図解すると、以下のようになります。

窓口が増える問題の図解

【フェーズ1:最初の20分】

  • 状況:窓口3つ(毎分2減る)
  • 減る量:2 × 20分 = 40
  • 残りの行列:120 - 40 = 80

【フェーズ2:窓口追加後】

  • 状況:窓口5つ(毎分4減る)にパワーアップ!
  • 残りの行列:「80」
  • かかる時間:80 ÷ 4 = 20分

答え:20分後

生徒
えっ、これだけですか? 図で見ると「坂道が急になる」だけなんですね。すごくシンプル!
先生
そう、難しそうに見えるのは「情報が多い」から。整理して図にすれば、ただの引き算と割り算なんだよ。

まとめ:ニュートン算は「準備」で決まる

今回のポイントを振り返りましょう。

本日のまとめ
  1. ニュートン算の本質 「処理量 - 増加量 = 実質的な減少量」 減らす力と増える力の綱引きをイメージする。

  2. 具体的な人数がない場合 「増加1、処理1」と仮定して、全体の仕事量(行列の長さ)を最初に算出してしまう。(これが最強の時短!)

  3. 状況変化への対応 フェーズごとに区切って計算する。図(グラフ)を描いて「残りの行列」を可視化すればミスは防げる。

この解法パターンさえ身につければ、窓口が増えようが減ろうが、もう怖くありません。 ぜひ過去問で実践して、得点源にしてくださいね!


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