試験情報 勉強法 公務員試験SPI公務員SPI適性検査

公務員のSPIとは?対策・受けられる試験まとめ

educarelog編集部
公開: 2026年6月17日
公務員のSPIとは?対策・受けられる試験まとめ

専門試験ナシ・SPIだけで受けられる公務員試験が急増中。SPI方式の仕組み、易しめだからこその狙い方、対策3ステップ、例題まで、つまずきポイントを丁寧に解説します。

「公務員=専門科目をゴリゴリ勉強しないと無理」——そう思って、最初の一歩で止まっていませんか?

実は今、専門試験ナシ・SPIだけで受けられる公務員試験がどんどん増えています。民間就活で使うあのSPIです。しかも正直に言うと、公務員のために作り込まれた数的処理に比べたら、SPIはかなり易しめ。つまり、やり方さえ知っていればコスパ最強の狙い目なんですね。

このページでは、公務員のSPI方式について「そもそも何なのか」から「どの自治体で受けられるのか」「どう対策すればいいのか」まで、つまずきポイントを丁寧に解説します。公務員を初めて考える学生さん・社会人の方、民間と併願したい方におすすめです。

1. 公務員の「SPI方式」ってなに?

ざっくり言うと、筆記試験(教養試験)の代わりにSPIで受けられる採用方式のことです。

従来の公務員試験は「教養試験+専門試験」が王道でした。これに対してSPI方式は、専門試験ナシ・SPI(言語+非言語)+面接で受けられるというシンプルな構成。試験時間も1〜2時間ほどで、民間企業の選考で受けるSPIとほぼ同じものです(自治体によってはSCOAや独自の適性検査の場合もあります)。

ポイント

SPI方式=「専門科目の重い勉強をしなくても、面接力と基礎的な頭の回転で勝負できる」ルート。働きながら、あるいは民間と併願しながら狙う人に向いています。

2. なぜSPI方式が増えているの?

理由はシンプルで、自治体が受験のハードルを下げて、より多くの人に受けてほしいからです。

  • 少子化で受験者の取り合いが起きている
  • 民間志望の優秀な学生・社会人にも門戸を広げたい
  • 専門試験の重い負担が、受験のブレーキになっていた

そこで「民間と同じSPIでいいですよ」と間口を広げた、というわけです。あなたにとってはチャンスが増えているということになります。

数字で見る「SPI方式の急拡大」

これは印象論ではありません。近年、試験制度の変更にともないSPIやSCOAといった民間型のテストを導入する自治体が増加傾向にあり、その勢いは実際の募集データにくっきり表れています。

当サイトの調査では、SPI方式の公務員募集件数は次のように推移しています。

SPI方式の募集件数(当サイト調べ)
2020年 38件
2022年 1,287件
2024年 4,523件
2025年 6,533件

わずか5年で、約170倍。そして、確認できただけでも全国400以上の自治体・試験区分がSPI方式を採用しています(市役所200以上・地方上級350以上・消防120以上/当サイト調べ・実際にはさらに多いとみられます)。

ポイント

SPI方式は「一部の特殊な自治体だけ」ではなく、今まさに広がっている本流の選択肢になりつつあります。早く知って動いた人が有利、というわけです。

3. 【朗報】公務員のSPIは”易しめ”。だから狙い目

ここが一番お伝えしたいところです。

公務員試験の数的処理(数的推理・判断推理)は、はっきり言ってかなりハードです。一方で、SPIの非言語は同じ範囲でもグッと易しいレベルに設定されています。

つまり、「公務員レベルの難しい問題まではいらない」「SPIの易しめレベルで、確実に取れるようにする」のが正解。満点はいりません。基本パターンを押さえて、本番で落ち着いて解ければ十分戦えます。

ポイント

「数学が苦手だからSPIも無理…」と決めつけないでください。SPIの非言語はパターンが決まっていて、慣れれば誰でも得点源にできる分野です。ナメてもいけませんが、恐れすぎる必要もありません。

ただし「易しめ=ラクに受かる」ではない(倍率に注意)

ひとつだけ正直にお伝えします。筆記が軽い分、SPI方式は門戸が広く、倍率はむしろ高くなりやすい傾向があります。実際の数字を見てください。

試験 倍率(出典:各人事委員会)
特別区 早期SPI枠(一般事務) 5.6倍(同じ特別区の春試験は2.4倍)
札幌市 大学の部(SPI方式) 5倍(令和6年6.2倍/令和8年4.9倍 など)
地方公務員 全体平均 5.2倍(総務省・令和4年度)

「ラクに入れる」のではなく「受けやすい(門戸が広い)から人が集まる」というのが実態です(→ 詳しくは 公務員SPIは倍率が高い?データで検証)。だからこそ、筆記でつまずかず、面接にエネルギーを残す——これがSPI方式の正しい戦い方です。

4. どの自治体がSPI型?(市役所・特別区が中心)

SPI方式を導入しているのは、市役所を中心に年々拡大しています(当サイト調べで全国200以上の市役所がSPI型を導入)。さらに特別区(東京23区)にも「Ⅰ類採用試験【早期SPI枠】」があり(一般事務・SPI3のみで教養も専門も論文もナシ・東京都Ⅰ類Bと併願可)、北海道・札幌市・群馬県・さいたま市など、SPI方式の門戸は確実に広がっています。

「自分の受けたい自治体はSPI型なの?」——ここが一番知りたいところですよね。educarelogでは、SPI方式で受けられる公務員試験を自治体ごとにまとめた一覧と、例年いつ試験があるかの年間スケジュールを用意しています。

👉 SPI方式で受けられる公務員試験まとめ(自治体・日程)

特に多いのは 6月・9月 の試験。受けたい自治体の「例年の時期」を逆算して、今から準備を始めるのが王道です。

5. 公務員SPIの対策、3ステップ

難しく考える必要はありません。次の3ステップでOKです。

STEP1:出題の「型」を知る SPI非言語は、損益算・速度算・確率・推論…と型が決まっています。まず「どんな型が出るか」を知るだけで、見通しが一気に良くなります。

STEP2:易しめレベルの問題で「慣れる」 公務員の難問ではなく、SPIレベルの易しめ問題を繰り返して、解き方を手に馴染ませます。ここで大事なのは量より「正しい型での反復」。

STEP3:本番形式で「時間配分」に慣れる SPI、特にテストセンターは戻れない・時間切れで自動的に次へ進むという独特の緊張感があります。本番そっくりの形式で1回通しておくだけで、当日のあわてが激減します。

本番そっくりで練習できる無料ツール(近日公開)

educarelogでは、公務員SPIを本番テストセンターさながらに体験できる無料ツールを準備中です。LINE登録だけで、あなたの結果と苦手分野がわかります(電話番号は取りません・営業電話も一切しません)。

6. SPIは「パソコン受験(CBT)」。本番はこんな画面で解く

SPIは紙のマークシートではなく、パソコンの画面で受ける「CBT(Computer Based Testing)」が主流です。「どんな画面で、どう操作するの?」を知らずに本番へ行くと、それだけで実力を出しきれません。

受け方は主に2タイプ(自治体による)

  • テストセンター方式:指定会場、または自宅のオンライン会場のパソコンで受験。電卓は使えません(計算は配布されるメモ用紙)。公務員のSPIで最も多いタイプ。
  • WEBテスティング方式:自宅のパソコンで受験。こちらは電卓OK

本番の画面イメージ(操作の流れ)

  • 問題は1問ずつ画面に表示。問題文と選択肢が出て、マウスで答えを選び、「次へ」ボタンで解答を確定します。
  • 画面には残り時間のタイマーが常に表示(全体の残り時間+その設問の制限時間)。
  • 一度「次へ」を押すと、前の問題には戻れません。時間切れになると、未解答でも自動的に次へ進みます。
  • テストセンターは適応型:正解が続くと、次の問題が少しずつ難しくなります。

紙のドリルをいくら解いても、この「戻れない・時間に追われる・画面で操作する」感覚は本番でしか味わえません。だからこそ、本番そっくりの画面で1回通しておくことが、最後のいちばん効く対策になります。

本番のCBT画面を再現した無料体験ツール(近日公開)

二重タイマー・戻れない出題・適応型まで再現した本番そっくりのSPI体験ツールを準備中です。「画面操作」と「時間配分」に、事前に慣れておきましょう。

7. SPIってどんな問題が出るの?(例題つき)

「易しめ」と言われてもピンと来ませんよね。どんな問題が出て、何が難しいのか、ここで具体的に見ておきましょう。

SPIで出る主な分野

非言語(計数):損益算・速さ(旅人算)・仕事算・集合・割合・料金割引・確率・推論・表の読み取り など

言語:語句の意味・二語の関係・文の並べ替え・長文読解 など

公務員のSPIで合否を分けやすいのは、やっぱり非言語(数的)です。

何が難しいのか? 一問一問は難問ではありません。難しさの正体は別にあります。

  • 時間が短い:1問にかけられるのは1分前後。「解ける」より「速く解ける」が問われる。
  • 戻れない(テストセンター):一度進むと前の問題に戻れない。迷いが命取り。
  • 適応型:正解すると次が難しくなる。だから基本問題の取りこぼしが効いてくる。

実際、SNSや知恵袋では、SPIに苦戦する受験生のこんな声が目立ちます。

受験生のリアルな声

  • 「非言語が時間内に終わらない。解き方はわかるのに、計算で時間を食って結局時間切れ…」
  • 「テストセンターは戻れないのが本当に怖い。電卓も使えないし、もう少しで解けそうなのに飛ばされると絶望する」
  • 「SPIは過去問が公開されてないから対策しづらい。再現問題で本番に対応できるのか不安」
  • 足切りボーダーが何割か分からないのが不安すぎる。7割って聞くけど、人気自治体だと足りないとも…」

つまり、知識そのものより「時間・画面・情報不足」がつらさの正体。逆に言えば、ここを事前につぶしておけば周りと差がつきます。対策の本質は「型を覚えて、易しめの問題を、速く正確に」。では、実際に3問やってみましょう(以下は当サイトのオリジナル問題です。本物の試験問題ではありません)。

【例題1|料金割引】 入館料は1人800円だが、15人以上の団体は20%引きになる。19人の団体で入館するとき、料金の合計はいくらか。 A. 14,400円 B. 15,200円 C. 9,120円 D. 12,160円 E. 12,960円

  • 答え:D(12,160円)
  • 解き方:割引後の単価=800×(1−0.2)=640円 → 合計=640×19=12,160円
  • ⚠️ ありがちミス:割引条件(15人以上)を見落として 800×19=15,200円 としてしまう。

【例題2|仕事算】 ある仕事をAが1人で行うと6日、Bが1人で行うと30日かかる。2人で一緒に行うと何日で終わるか。 A. 6日 B. 18日 C. 24日 D. 5日 E. 36日

  • 答え:D(5日)
  • 解き方:全体を1とすると、1日でAは1/6、Bは1/30 → 2人なら 1/6+1/30=1/5 → 5日
  • ⚠️ ありがちミス:6日と30日を足して36日、あるいは平均して18日としてしまう。

【例題3|集合】 40人のクラスで、犬を飼っている人が32人、猫を飼っている人が36人、どちらも飼っていない人が1人いた。両方飼っている人は何人か。 A. 8人 B. 28人 C. 4人 D. 32人 E. 29人

  • 答え:E(29人)
  • 解き方:少なくとも一方を飼っている=40−1=39人 → 両方=32+36−39=29人
全体 40人 犬 32 猫 36 犬だけ 3 両方 29 猫だけ 7 どちらも 1

↑ 図にすると一目瞭然。犬だけ3+両方29+猫だけ7+どちらも1=40人で、ちゃんと全体に一致します。

⚠️ ありがちミス:「どちらも飼っていない1人」を引き忘れる/「少なくとも一方」と「両方」を混同する。

ポイント

どれも「型」の数字を変えただけ。型を知って数をこなせば、非言語は確実に得点源になります。本番そっくりの形式で時間を計って解く——これが最後の仕上げです。

8. よくある不安Q&A

Q. SPIだけで本当に公務員になれるの? A. なれます。SPI方式の試験は専門試験ナシで、SPI+面接で合否が決まります。だからこそ面接対策が合否を分けます

Q. 教養試験もいらないの? A. 自治体によります。「SPIのみ」のところもあれば「教養+SPI」のところもあるので、受けたい自治体の方式を必ず確認してください。

Q. 登録したら電話営業がかかってきそうで不安… A. educarelogは電話番号を一切取りません。営業電話もしません。必要な情報をLINEでお届けするだけなので、安心して使ってください。

まとめ

  • 公務員のSPI方式=専門試験ナシ・SPI+面接で受けられる、間口の広がった狙い目ルート
  • 公務員の数的処理よりSPIは易しめ=型を知って慣れれば得点源にできる
  • ただし門戸が広い分、倍率は高くなりやすい=筆記で守って面接で攻める
  • まずは自分の受けたい自治体がSPI型かを確認 → 自治体・日程まとめはこちら

対策は型を知る→易しめで慣れる→本番形式の3ステップ。本番そっくりのSPI体験ツールも近日公開予定です(LINEで結果が届く/電話番号不要)。

あわせて読みたい

SPI方式で受けられる公務員試験まとめ(自治体・日程)

スポンサーリンク
\ この記事をシェアする /