SCOAの無料練習問題を学習に生かす方法
SCOAの無料練習問題を、受ける検査と実施分野の確認、単元ごとの演習、誤答の振り返りにつなげる方法を紹介します。
この記事は SCOAとは?公務員試験の出題内容・SPIとの違い・対策を解説【2026年版】 の総合ガイドの一部です。
SCOAの無料練習問題は、受ける検査と実施分野を確かめたうえで選び、解いた後に誤答の理由を小分類ごとに残すと、次に解く問題を選びやすくなります。このページにはSCOA-A向けの練習問題を単元ごとに掲載します。
無料の問題を解く前に、何を確認する?
まず受験案内で検査名と実施分野を確かめてください。検査の種類や出題尺度が分からない場合は、SCOAの種類と出題内容を参照し、案内の表記と照らします。日本経営協会の基礎能力SCOA-Aの公式案内は、SCOA-Aを素質的なものと学習されたものを合わせた知的能力の検査と説明しています。
同協会の基礎能力SCOA-iの公式案内は、SCOA-iを基本的認知能力を測るWebテストと説明しています。このページのSCOA-Aの例題を、名前の似た別の検査の出題例として扱わないでください。
受験者の声を調べた資料には、「自分が受ける試験の種類が分からない」と「本番でどんな問題が出るか分からない・問題集と本番が違う・今の問題集で足りるのか」という悩みが記録されています。
無料問題では、どの分野を試せる?
日本経営協会の基礎能力SCOA-Aの公式案内には、言語・数理・論理・常識・英語の尺度が示されています。ここで解けるのは数理・論理・常識・英語の一部の単元です。言語の例題はこの記事にはありません。
記事内の一覧表は掲載した問題の範囲を示すもので、受験先の出題内訳ではありません。
この記事で解ける問題の一覧です。
| 分野 | 単元 |
|---|---|
| 数理 | 四則計算 |
| 数理 | 四則計算 |
| 数理 | 四則計算 |
| 論理 | 場合の数 |
| 論理 | 場合の数 |
| 論理 | 場合の数 |
| 論理 | 推論(結論) |
| 論理 | 推論(結論) |
| 常識 | 公民 |
| 常識 | 公民 |
| 英語 | 空欄補充(前置詞) |
| 英語 | 空欄補充(前置詞) |
単元ごとに無料問題を解く
数理・四則計算
この単元で問われることは、式に含まれる計算のまとまりを読み取り、結果を確かめることです。解いたときの計算過程を残し、式の読み違いと計算処理の誤りを区別します。
例題(数理・四則計算)
分野: 数理 単元: 四則計算
問題文 次の計算の結果として正しいものはどれか。 40×6+60×6
選択肢
- 600
- 300
- 700
- 606
- 6000
正答: 1(600)
解説 要点:共通の6でくくると、40+60=100のきりのよい数ができます。 40×6+60×6=(40+60)×6=100×6=600。 検算:40×6=240、60×6=360で、240+360=600。 答え:600 300は60に6を掛け忘れた値です(40×6+60=300)。 6000は0を1つ多く付けた値で、正しい値の10倍です(600×10=6000)。
例題(数理・四則計算)
分野: 数理 単元: 四則計算
問題文 次の計算の結果として正しいものはどれか。 36×4+14×4
選択肢
- 2000
- 250
- 158
- 200
- 204
正答: 4(200)
解説 要点:2つの積はどちらも4を掛けているので、先に36と14を足してから4を1回だけ掛けます。 36×4+14×4=(36+14)×4=50×4=200。 検算:36×4=144、14×4=56で、144+56=200。 答え:200 158は14に4を掛け忘れた値です(36×4+14=158)。 2000は0を1つ多く付けた値で、正しい値の10倍です(200×10=2000)。
例題(数理・四則計算)
分野: 数理 単元: 四則計算
問題文 次の計算の結果として正しいものはどれか。 42×25×4
選択肢
- 42000
- 4196
- 1054
- 1218
- 4200
正答: 5(4200)
解説 要点:左から順に掛けず、25と4を先に掛けて100を作ります。 42×25×4=42×(25×4)=42×100=4200。 100を掛けるのは末尾に0を2個付けるのと同じなので、42の後ろに0を2個付けて4200になります。 答え:4200 1054は最後の「4を掛ける」を「4を足す」と読んだ値です(42×25+4=1054)。 1218は25と4を掛けずに足した値です(42×(25+4)=1218)。
論理・場合の数
この単元で問われることは、複数の条件を読み落とさず、取り得る場合を整理することです。解いた後は、条件の読み落としと場合の整理の誤りを分けて記録します。
例題(論理・場合の数)
分野: 論理 単元: 場合の数
問題文 アキ・ケイ・サキ・トモ・ユウの5人が1人1つずつ帽子をかぶり、帽子の色は赤・青・白・黄・緑が1つずつで重複しない。次の条件から、トモの帽子の色はどれか。 ・ユウ・サキ・トモの帽子の色は黄・白・緑の3色である。 ・ケイ・サキ・トモの帽子の色は緑・青・黄の3色である。 ・トモ・ケイ・ユウの帽子の色は緑・白・青の3色である。
選択肢
- 緑
- 赤
- 白
- 黄
- 青
正答: 1(緑)
解説 トモはすべての3人組に入るため、帽子の色はどの組の3色にもある。 各組の色を比べると共通するのは緑だけ。
例題(論理・場合の数)
分野: 論理 単元: 場合の数
問題文 アキとケイを含む区別できる6人を1列に並べる。 ・アキとケイの2人は隣り合う。 条件を満たす並べ方は何通りか。
選択肢
- 122通り
- 480通り
- 10通り
- 240通り
- 720通り
正答: 4(240通り)
解説 アキとケイを1組として5組を並べると120通り。 組内の前後は2通りなので2×120=240通り。
例題(論理・場合の数)
分野: 論理 単元: 場合の数
問題文 10人から3人を選ぶ。選ぶ順序は区別しない。 ・アキとケイの少なくとも1人を含む。 選び方は何通りか。
選択肢
- 36通り
- 28通り
- 8通り
- 56通り
- 64通り
正答: 5(64通り)
解説 制限なしでは₁₀C₃=120通り。 2人とも選ばない場合は₈C₃=56通り。差は64通り。
論理・推論(結論)
この単元で問われることは、与えられた条件から結論が必ず成り立つか、必ず誤りかを判定することです。場合の数と同じ「論理」でも、誤答の記録には小分類まで残してください。
例題(論理・推論(結論))
分野: 論理 単元: 推論(結論)
問題文 A〜Eの5人が徒競走をした。同時にゴールした人はいなかった。次のことがわかっている。 ・CはAのすぐ次にゴールした。 ・BとCの間には1人がゴールした。 ・DはCより先にゴールした。
このとき、確実に言えるものはどれか。
選択肢
- AはEより先にゴールした
- AはDより先にゴールした
- Bは1位でゴールした
- DはBより先にゴールした
- Cは3位でゴールした
正答: 4(DはBより先にゴールした)
解説 並びの形が決まる「CはAのすぐ次にゴールした」から置き、残りの条件で場合を分ける。 条件をすべて満たすのは次の4通り。場合ア:D→A→C→E→B(先にゴールした順)/場合イ:D→B→A→C→E(先にゴールした順)/場合ウ:D→E→B→A→C(先にゴールした順)/場合エ:E→D→B→A→C(先にゴールした順)。 どの場合でも成り立つのは「DはBより先にゴールした」である。
例題(論理・推論(結論))
分野: 論理 単元: 推論(結論)
問題文 A〜Eの5人が徒競走をした。同時にゴールした人はいなかった。次のことがわかっている。 ・AとDの間には1人がゴールした。 ・Bは2位だった。 ・BはDより先にゴールした。 ・AはEより先にゴールした。
このとき、必ず誤っているものはどれか。
選択肢
- BはEより先にゴールした
- Aは3位でゴールした
- AとBは続けてゴールした
- CはDより先にゴールした
- DはAより先にゴールした
正答: 5(DはAより先にゴールした)
解説 並びの形が決まる「AとDの間には1人がゴールした」から置き、残りの条件で場合を分ける。 条件をすべて満たすのは次の3通り。場合ア:A→B→D→C→E(先にゴールした順)/場合イ:A→B→D→E→C(先にゴールした順)/場合ウ:C→B→A→E→D(先にゴールした順)。 必ず成り立たない文は「DはAより先にゴールした」だけである。
常識・公民
この単元で問われることは、公民の用語や権利の分類を区別することです。誤答した選択肢に着目して、覚え直す用語を特定してください。
例題(常識・公民)
分野: 常識 単元: 公民
問題文 日本国憲法が定める自由権のうち、経済活動の自由にあたるものはどれか。
選択肢
- 学問の自由
- 思想・良心の自由
- 職業選択の自由
- 奴隷的拘束からの自由
- 表現の自由
正答: 3(職業選択の自由)
解説 自由権を三つに分ける。心や考えに関わるもの=精神の自由、体に関わるもの=身体の自由、仕事やお金・財産に関わるもの=経済活動の自由。
例題(常識・公民)
分野: 常識 単元: 公民
問題文 社会権について述べた文として、誤っているものはどれか。
選択肢
- 勤労の権利は、社会権に含まれる。
- 社会権は、20世紀になって広く認められた権利である。
- 生存権は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利である。
- 教育を受ける権利は、社会権に含まれる。
- 表現の自由は、社会権の一つである。
正答: 5(表現の自由は、社会権の一つである。)
解説 社会権は国に「何かをしてもらう」権利、自由権は国に「干渉させない」権利。表現の自由は国に干渉されない側の権利である。
英語・空欄補充(前置詞)
この単元で問われることは、空欄の前後を読んで文に合う前置詞を選ぶことです。誤答を残すときは、どの語を手がかりにしたかを記録してください。
例題(英語・空欄補充(前置詞))
分野: 英語 単元: 空欄補充(前置詞)
問題文 次の英文の [A] に入る最も適切な前置詞を選びなさい。 The museum is closed [A] Mondays.
選択肢
- on
- in
- at
- by
- to
正答: 1(on)
解説 曜日・日付の前は on。Mondays と複数形にすると「毎週月曜日に」という意味になる。 in と at は時の前置詞として紛らわしいが、in は月・年、at は時刻と覚えておけば消せる。
例題(英語・空欄補充(前置詞))
分野: 英語 単元: 空欄補充(前置詞)
問題文 [A] に入れるのに最も適切なものはどれか。 My father goes to work [A] train every day.
選択肢
- by
- on
- with
- in
- from
正答: 1(by)
解説 train の前に冠詞がない点が手がかり。無冠詞で交通手段を言えるのは by だけ。 on the train(電車に乗って)のように on も乗り物に使うが、その場合は the が必要。
解いた後は、どの順番で見直す?
答案と各問の解説を照らし、誤答の理由を小分類と一緒に残します。選んだ選択肢とその根拠も残しておくと、解説を読む前の判断を後から見直せます。正解でも根拠が曖昧だった問題は、誤答と区別しておきます。次は同じ小分類の別の問題を解き、前回の誤りに自分で気づけるか確かめます。実施分野が分かっている場合は、その分野の記録を優先して見直してください。
解く速度が気になる場合は、正誤と別に止まった箇所を記録します。受験者の声を調べた資料には「時間が足りない・最後まで解き切れない」という悩みが記録されています。時間を意識した練習の進め方は時間が足りないときの解き進め方で確認できます。
FAQ
無料の練習問題は本番で出る問題と同じですか?
同じ問題だと判断する材料はありません。ここに掲載するのは自社で公開している演習問題です。解説を読んだ後は答えだけを覚えるのでなく、別の問題でも誤答の理由を見つけられるか確かめてください。
SCOA-Cの練習にも、このページの問題を使えますか?
このページの問題をSCOA-Cの出題例として扱うことはできません。受験者の声を調べた資料には、SCOA-Cの記憶・照合が難しい、情報が少ないという悩みが記録されています。受験案内にSCOA-Cとある場合は、このページのSCOA-Aの問題とは分けて考えてください。
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