文章理解文章理解の問題(No.1)
次の文の内容と合致するものとして最も妥当なのはどれか。
ほんとうの幸せはどこにあるのか。それは,私が決めることでしかない。私たちの劣等感や自己否定の感情は,それを決められず,他律的な幸福に依存することから,それを「甘え」と罵られることから生じる。サルトルの言葉をもじって言えば,私たちは「自由という幸福の中に投げ込まれている」のだが,その幸福は,私が私として承認しない限り,どこまでも空虚なものでしかないのだ。私たちがその実存の問いを「そんなの関係ねえ」と言って切り捨てられないのはなぜか。それは私たちが,「見られる側」として対象化されているからだ。不幸な世代,当たり前のものを失った世代,だけれども頑張っている世代,そうした私たちに向けられるまなざしは,結局のところ「ほんとうの幸せ」探しを,避けがたい実存の問題として,私たちに引き受けさせるものになっている。
それは,ある部分で私たちにひとつの快楽を提供する。つまり「見られる側」として絶対化されることによる快楽だ。見られる側は,見る側とは入れ替え不可能な絶対的な強度を持っているがゆえに,「見られる」ことができる。その強度は,いかに否定的であれ,自らの存在の足場を私たちにもたらしてくれる。
それにもかかわらず私たちが不幸なのは,私たちが「見られる側」として絶対化されているからだ。見る側は,見られる側が絶対的であるがゆえに,どのようにしても見られる側に同一化することができない。結果的に見る側は,私たちを彼らの「わかりやすい物語」の中に回収していく。あなたたちは,カネがないから,雇用がないから,経営者が悪徳だから不幸なのだ,と。
自由の中に投げ込まれて「ほんとうの幸せ」探しを強制されることも苦しいが,他者のまなざしの中で与えられた物語によって,自身の存在を規定されることは,もっと苦しい。多くの言葉を費やして「解説」されるほど私たちは,「私のほんとうの
気持ち」はそんなものではない,わかったような
口をきくな,と言いたくなる。<見る―見られる>関係の中にとどまる限り,見られる私たちはどうしても,見る側のわかりやすい物語と,「ほんとうの気持ち」との間に,必然的なズレを感じなければならないのだ。
- 1私たちには,「ほんとうの幸せ」探しを強制されるという苦しみや,<見る―見られる>関係の中で,与えられた物語によって自身の存在を規定されるという苦しみがある。
- 2「見られる側」として絶対化されることでもたらされる快楽によって,他律的な幸福に依存することから生じる私たちの劣等感や自己否定の感情を拭い去る必要がある。
- 3「ほんとうの幸せ」探しが困難であるのは,「わかりやすい物語」と「ほんとうの気持ち」との間に乖離があり,「わかりやすい物語」の中に「ほんとうの幸せ」を見いだせないからである。
- 4私たちは,「見られる側」として絶対化されることによる快楽を受け入れ,「見られる側」の立場に甘んじることで,「ほんとうの幸せ」探しという実存の問いを回避することができる。
- 5不幸な世代とされている私たちが,劣等感や自己否定の感情を克服するためには,<見る―見られる>関係の中で,私たちの「ほんとうの物語」を再構築する必要がある。
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正答は 1 です。
判断推理判断推理の問題(No.13)
ある高校の陸上部には,1 年生から3年生までのA~Fの6 人の部員が所属している。また,この陸上部の練習では,2 年生以下の各部員に対し,必ず1 学年上の男子部員1 人と1 学年上の女子部員1 人の計2 人が割り当てられ,これらの部員から指導を受けることとなっている。いま,A~Fの6 人が3 人ずつの2 チームに分かれて,1 km,2 km,3 km の3 区間から成る駅伝競走をすることとなった。次のことが分かっているとき,確実にいえるのはどれか。ただし,各学年に1 人以上部員がいるものとする。
○ 練習で2 人の部員を指導しているのは,Aだけである。
○ Aのいるチームでは,2 km と3 km の区間を担当する部員の性別が異なる。○ 1 km の区間を担当する2 人は,同じ学年の女子部員である。
○ Bは女子部員で,練習ではCから指導を受けており,BとCは同じチームである。○ DとEは性別が異なるが,同じ距離の区間を担当する。
○ EとFは性別が同じで,EはFよりも学年が下である。
- 12 km の区間を担当する2 人は,共に男子部員である。
- 2Aは,BとFを指導している。
- 3Bは,CとDと同じチームである。
- 4Cは,2 年生で3 km の区間を担当する。
- 5Dは,男子部員でFを指導している。
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正答は 3 です。
数的推理数的推理の問題(No.16)
1 ~10 の数字が一つずつ書かれた10 枚のカードを,数字の小さい方から順に,左から一列に並べた。その後,図のように,このカードの右側の5 枚と左側の5 枚を1 枚ずつ交互に並べ替えた。この並べ替えを図中の「初め」の状態から2016 回繰り返したとき,「10」の数字が書かれたカードは左から何枚目にあるか。
- 1左から2 枚目
- 2左から4 枚目
- 3左から6 枚目
- 4左から8 枚目
- 5左から10 枚目
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正答は 1 です。
資料解釈資料解釈の問題(No.26)
表は,ある年のA~H社における社員の構成について示したものであるが,これから確実にいえるのはどれか。
- 1条件Yが当てはまる社員の割合は,A~H社のいずれも30%を上回っており,その割合が最も高いのはE社である。
- 2A~H社の合計についてみると,条件Xが当てはまる社員の割合は20%を上回っており,条件Yが当てはまる社員のうち条件Xが当てはまる社員の割合は5%を上回っている。
- 3A~H社のうち,条件Xが当てはまる社員が最も多いのはG社であるが,条件Xと条件Yの両方が当てはまる社員が最も多いのはC社である。
- 4A社が,現在の社員に追加して,社員総数が5,100人になるよう社員を新たに採用する場合,条件Yが当てはまる社員のうち条件Xが当てはまる社員の割合を10%以上にすることができる。
- 5H社が,現在の社員に追加して,条件Xが当てはまる者のみを新たに採用する場合,社員総数に占める条件Xが当てはまる社員の割合を30%以上にするためには,8人採用すれば十分である。
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正答は 3 です。