2 科目ごとの見本問題 この冊子で2問以上出ている科目から、1問ずつ載せています。正答は開いて確かめられます。
政治 政治の問題(No.1) 日本国憲法における基本的人権の保障に関する次の条文のうち,社会権(社会権的基本権)に該当するもののみを挙げたものとして最も妥当なのはどれか。
A:財産権は,これを侵してはならない。
B:すべて国民は,健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
C:すべて国民は,勤労の権利を有し,義務を負ふ。
D:すべて国民は,法の下に平等であつて,人種,信条,性別,社会的身分又は門地により,政治的,経済的又は社会的関係において,差別されない。
E:公務員を選定し,及びこれを罷免することは,国民固有の権利である。
1 A,B 2 A,D 3 B,C 4 C,E 5 D,E 正答を見る 正答は 3 です。
経済 経済の問題(No.3) 一般に,売り手も買い手も多数存在する自由競争市場では,需要と供給の関係については図のように表されるが,需要と供給に関する記述として妥当なもののみを挙げているのはどれか。
A:天候不順が続き漁獲量が減ると,魚類の価格は
上昇する。
B:所得水準向上に伴い消費意欲が高まると,需要
曲線は右上方にシフトする。
C:技術革新によって企業の生産効率が上がると,供給曲線は左上方にシフトする。
D:キャベツの供給量が需要量を上回ると,供給曲線が右下方にシフトする。
1 A,B 2 A,C 3 A,D 4 B,C 5 C,D 正答を見る 正答は 1 です。
社会 社会の問題(No.6) 次の文のA,B,Cに当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。
我が国の社会保険には,医療保険,年金保険,労働者災害補償保険(労災保険) 雇用保険,介護保険の5種類がある。これらは病気,負傷,失業などの際に,現金や医療サービスを給付するものである。これらのうち,医療保険は被保険者やその被扶養者に疾病,負傷などが起こった場合のものであり,A を対象とした健康保険,B を対象とした共済組合,C を対象とした国民健康保険などがある。
A B C
1 公務員や私立学校教職員等 自営業者等 民間企業の被用者等 2 公務員や私立学校教職員等 民間企業の被用者等 自営業者等 3 自営業者等 公務員や私立学校教職員等 民間企業の被用者等 4 自営業者等 民間企業の被用者等 公務員や私立学校教職員等 5 民間企業の被用者等 公務員や私立学校教職員等 自営業者等 正答を見る 正答は 5 です。
世界史 世界史の問題(No.9) イスラーム世界に関する記述として最も妥当なのはどれか。
1 ムハンマドは,それまでアラブ人が信仰していた自然崇拝を否定して,人格をもった神々と写実的な神像を特徴とするイスラーム教を創始した。その後イスタンブールへ移住し,強固な教団組織をつくり,宗教・政治両面での指導者となった。 2 トルコ系民族がたてたセルジューク朝は,イスラーム教を奨励する政策をとって小アジアへ進出し,ビザンツ帝国を圧迫した。ビザンツ皇帝はローマ教皇へ救援を求め,これに対し教皇は聖地奪回をめざす十字軍を提唱した。 3 イェルサレムを占領した十字軍は,その地にイェルサレム王国をたてたため,イスラーム勢力はイベリア半島まで退却してティムール朝を開き,コルドバを首都に定めた。 4 イラン・イラク地方に襲来したモンゴル軍は,バクダードを陥落させ,イル =ハン国をたてた。イル =ハン国ではイスラーム教徒を迫害したため,この地においてはイスラーム文明は一時期衰退した。 5 北アフリカでレコンキスタと呼ばれるイスラーム教への改宗運動が起こり,11世紀半ばには,首都カイロを中心に,イスラーム文明が最盛期をむかえた。
正答を見る 正答は 2 です。
日本史 日本史の問題(No.10) 13世紀後半 我が国は 二度にわたって元の襲来を受けたがこれを撃退した。その後の状況に関する記述として最も妥当なのはどれか。
1 将軍の勢力が弱まり 代わって将軍の補佐役である執権の北条氏が勢力を拡大した。 2 厭戦気分や社会不安が人々の間に急速に広がり 来世の極楽浄土を願う密教が盛んになった。 3 幕府は 元のさらなる襲来に備えて 全国に守護・地頭を新設し 警備を強化した。 4 後鳥羽上皇は 幕府に不満をもつ西国の武士を集めて承久の乱を起こした。 5 戦功に対する恩賞が不十分であったことなどから 戦いに参加した御家人は幕府への不満をいだいた。 正答を見る 正答は 5 です。
文学・芸術 文学・芸術の問題(No.14) 次は鎌倉時代の文学に関する記述であるが,A,B,Cに当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。
○
文芸や学問の世界では,京都の貴族が圧倒的な力をもっていたが,鎌倉の武士の間にも作歌にはげむ者があらわれた。源実朝は万葉調の歌を詠み,Aを残した。
○
仏教にもとづく無常観を背景に,ある武家一門の興亡を簡潔な文章でえがいた
B
は,
盲目の琵琶法師によって語られ,各地の人びとに親しまれた。
○
C
は,社会と人びとを鋭く観察した随筆『徒然草』をあらわした。
A
B
C
1 『新古今和歌集』 『宇治拾遺集』 吉田兼好 2 『新古今和歌集』 『宇治拾遺集』 西 行 3 『新古今和歌集』 『平家物語』 吉田兼好 4 『金 きん槐 かい和歌集』 『宇治拾遺集』 西 行 5 『金 きん槐 かい和歌集』 『平家物語』 吉田兼好 正答を見る 正答は 5 です。
文章理解 文章理解の問題(No.26) 次の文の内容と合致するものとして最も妥当なのはどれか。
言語というのは どんな体系のものであれ必ず異なる二とおりの使われ方をしているのである。つまり私的な使用と公的な使用である。前者については 人間といえどサルとさほど変わらない。お互いのきずなを深めるため いろいろおしゃべりをするわけで 話題を豊富にするためには
クーコールより音素と語彙の体系から成る音声言語の方がふさわしいかのように思えるかもしれないが 基本は変わらない。だからケータイでメル友と交信する時に 字を用いずアイコン(絵文字)だけで十分に用が足りる。小学校低学年で突然アメリカへ転校になった日本人の子どもは移って二 三日は現地の同級生と平然とおしゃべりを交わす。それからやっと 相手の話す言語が
自分のと同じでないことに気づき 愕然とする。
産出される音が話者の感情などとは独立して象徴機能をはたすことは 人間が地縁・血縁といった出自の「しがらみ」から離れて ひとりの個人として相手と対等な関係を築こうと思い立った時にはじめて 意味を持ってくる。それは人類史のなかで さほど遠くない過去のことであった。私たちも 二つの機能を現実の会話のなかで明確に区別して使っている。
その端的な例がエレベーターのなかで見られる。あなたが友人とエレベーターに乗り込んだと仮定しよう。そこに他の人が誰も居合わせなかったとする。そうすると 通りを歩いている時と同じように 会話に花が咲くことだろう。ところが 途中の階から見知らぬ人物が入ってきた。どうするか......。ふつうまず口をつぐむのではないだろうか。
どうしてかというと 第三者が加わることで 狭い箱のなかが私的空間から公共の場へ変質したからにほかならない。そして それまでの言語は私的な性質のものであったため それを第三者に聞かせることにはためらわれるものがあるし また第三者に不快の念を抱かせるという配慮が働いて 沈黙するのだ。もし それまでの会話の内容が公的言語によるものであったならば 会話は途切れないだろう。意識するしないにかかわらず ふつう私たちは両者を区分していることがわかる。クーコール:サルが群れの仲間と交わす「クー」と聞こえる鳴き声
1 日本語には 私的な使用と公的な使用の二つの使われ方をするという 外国語にはあまりみられない特徴がある。 2 人類の歴史が始まったときから今日に至るまで 言語は私的な使用と公的な使用の二つの使われ方をしてきた。 3 人間は 地縁・血縁といったしがらみから解放されたときに初めて 自分自身を私的な言葉で表現することができる。 4 エレベーターは公共の場であるため 見知らぬ人と一緒であるか否かにかかわらず 沈黙することが望ましい。 5 エレベーターに見知らぬ人物が入ってきたとき沈黙するのは そこが公共の場に変わってしまったからである。
正答を見る 正答は 5 です。
判断推理 判断推理の問題(No.33) 次はある高校の文化祭における書道展への出品に関する記述であるが,A〜Dのうち,に入れたときに論理的に成り立つもののみを挙げているのはどれか。彼は,書道展に出品しない。ゆえに,彼は,書道部員ではない。
A:書道展には,書道部員のみが出品する。
B:書道部員でない者は,書道展に出品しない。
C:書道展に出品しない者は,書道部員ではない。
D:書道部員は全員,書道展に出品する。
1 A,B 2 A,C 3 B,C 4 B,D 5 C,D 正答を見る 正答は 5 です。
数的推理 数的推理の問題(No.42) 一つの袋の中に赤玉4個,青玉3個,黄玉1個の計8個の玉が入っている。その袋の中を見ずに,無作為に 5個の玉を取り出すとき,取り出される玉の中に黄玉が含まれる玉の色の組合せは何通りあるか。
1 3通り 2 4通り 3 5通り 4 6通り 5 7通り
正答を見る 正答は 2 です。
資料解釈 資料解釈の問題(No.47) あるパン屋では、パン類とケーキ類の2種類のみを販売しているが、表は、2001〜2007年のそれぞれの売上高の推移を示したものである。これからいえることとして最も妥当なのはどれか。
年
売上高(単位:10万円)
2001
490
154
パン類
ケーキ類
2002
466
227
2003
458
277
2004
508
222
2005
522
259
2006
525
277
2007
528
318
1 2002年以降の各年の総売上高をみると、常に前年よりも増加している。 2 各年の総売上高をみると、最も多かった年は、最も少なかった年よりも3,000万円以上多い。 3 2002年以降のパン類の売上高の対前年増加率は、ケーキ類の対前年増加率を常に上回っている。 4 総売上高に占めるケーキ類の割合は、2005年よりも2007年のほうが大きい。 5 総売上高に占めるパン類の割合は、2006年が最も大きい。 正答を見る 正答は 4 です。
出典:人事院「試験問題例」(国家公務員試験採用情報NAVI) 。掲載にあたり、図の描き起こしや改行などの整形をしています。